小学校/国語/作文/２学年/詩/インコのした/
東京都／村野 聡
題名を見てみないと何について書いたのか分からない「クイズのような詩」を書かせる授業。２年生実践。
授業開始とともに言う。
今から先生が黒板に書く詩をノートに写しなさい。題名は隠してあります。
次の詩を黒板に書いていく。題名は□囲みのまま視写させる。
□
かとう ひさあき
お母さん、お母さん、
早く 来て ごらん。
とても かわいいんだよ。
かわいくて 絵に かけないくらいだよ。
お米のつぶの 半分の 半分くらい。
もも色でね。
レタスを 食べる ときしか
見せないんだよ。
（平成元年度に使用していた２年生の日本書籍の教科書に出ていた詩）
全員が書けたことを確認したら、
題名は何だと思いますか。
と問い、□の中に書き込ませる。
子供の意見は以下の通りであった。
・インコ
・うさぎ
正解は教科書を開かせて確認した。正解は「インコのした」である。
題名を見てみないと何のことを言っているのかわからない詩だね。まるでクイズみたいでしょう。みんなもこんなクイズみたいな詩を作って見ようよ。
と話し、詩を書く学習をスタートする。
最初に書けた子の作品を全体に紹介したり、教師が即興で作ってみたりして困っている子の参考にさせる。
子供の作品例を紹介する。
こくばん
（２年女子作品）
きみは、大きいね。いつもつかわれているね。
でも、いたくないの。
きみは、先生のうしろにいるね。大きいね。
山
（２年男子作品）
おまえはなんで大きいのにうごかないんだ。
体にはたくさんのはっぱがついているのにうごかない。
かがみ
（２年女子作品）
あんたはなんで人のまねをするの。